FX(外国為替証拠金取引)




FXとは?

FXとは、「Foreign Exchange」の略で、正式名称は外国為替証拠金取引といいます。
FXを一言で表すと、「通貨の売買」です。FXは、円やドル、ユーロ、ポンドなどの通貨そのものを買ったり売ったりする取引です。

基本的には2つの通貨の取引が基本になります。たとえば、日本円で米ドルを買ったとすると「ドル買い」「円売り」となります。他にも、ポンドで中国の元を買うことや(ポンドを売る)、米ドルでトルコのリラを買う(米ドルを売る)などのように、2つの通貨の売買が行われます。

ニュースで「今日の東京外国為替市場の円相場は、1ドルあたり114円52~54銭で取引されています」などの言葉を聞いたことがあるかと思いますが、これは通貨の価値のことです。日本円と米ドルを交換するときの「交換レート」とも言います。

通貨の価値(レート)は常に変動していて、FXではこのレートが変動する動きを利用して利益を出します。 FXは価格変動と為替変動によって利益をえる投資方法なため、基本的には「ハイリスク・ハイリターン」です。



必要資金  ★☆☆☆☆

FXは、取引会社によっては1000通貨単位から通貨を取引できるので、数千円からの少額取引が可能です。
少額の資金しかなくても気軽に投資をはじめられる点でFXは初心者に適しているといえます。



リスクリターン  ★★★★☆

FXは先物取引の中でもハイリスク・ハイリターンです。後ほど述べますが、リスクの大きさに対し、リターンは少ないです。



利益を得る期間  ★☆☆☆☆

基本的に、超短期~短期の投資方法です。そういった意味では気軽に始められる投資方法であるといえます。




FXのメリット・デメリット
  • メリット

     
    1. 金利があること ★★☆☆☆

      • FXでは通貨を売買して利益を出すこと以外に、外貨を買って持っているだけで外貨預金金利のように資金を増やすことができます。 外貨預金をやったことがある方はご存知かと思いますが、利率の高い外貨で預金することで金利(インカムゲイン)を得ることができます。
        FXにも同様の仕組みが存在し、スワップポイントと呼ばれます。 例えば、トルコリラのような高金利の通貨を買って日本円のような低金利の通貨を売るという取引を行った場合、2国間の金利の差額分を利益として受け取ることができるという仕組みになっています。
        金利のように毎日利益が加算されるのでスワップ金利とも呼ばれます。


    2. 24時間取引できる ★★★★★

      • 株の取引期間が平日9:00~11:30、12:30~15:00であるのに対し、FXは24時間取引可能なのでライフスタイルに合わせて取引することができます。
        FXのマーケットが最もにぎわうのが日本時間の夜22:00~2:00ということもあって、とくに仕事から帰宅したサラリーマンが副業やネットビジネスとしてFX取引ができる点もFXが広く受け入れられている理由です。また、この理由から、短期投資がしやすいという特徴もあります。


    3. レバレッジが10倍 ★★★★☆

      • FXでは10倍のレバレッジを効かすことが可能です。30倍以上のレバレッジがかけられる日経平均先物よりは低い倍率となりますが、信用取引が約3.2倍であるのと比べると投資効率がいいといえます。


  • デメリット

    1. リターン率の低さ

      • 損する人が9割?! ★★★★☆

        • FXでは、約9割の人が損をするといわれています。
          5年間連続で、利益を出し続けられる投資家は、約0.1割とほんのわずかです。自分なりの手法を見出し、勝てる投資家はほんの一握りであり、損をする可能性が高い取引なのです。儲ける人は高額を儲け、それ以外のほとんどの人が損をするのです。


      • 手数料とリターンの間に潜む魔 ★★★★☆

        • FXの取引では、利益を増やすことは難しいが、損は増える仕組みになっているといっても過言ではありません。
          例えば、A太郎さんとB子さんが1万円ずつ出して、FX取引を行います。そうすると、2万円規模の市場になります。仮に、A太郎さんが1万円得をすると、B子さんは1万円損をしたことになります。二人の損益を足すと0になり、市場全体は2万円のままなので、誰も儲けていないということになります。
          A太郎さんは1万円得をし、B子さんは1万円損をしましたが、取引には手数料がかかるので、その手数料分、A太郎さんは利益が減り、B子さんは損が増えます。
          さらに、得をした人には、2割の税金がとられてしまうため、A太郎さんの利益はさらに減ります。このように、利益は小さくなり、損は大きくなる仕組みが存在しています。


    2. ロスカットのリスク ★★★☆☆

      • FXでは、少ない金額で大きな金額を取引できるレバレッジというものがあることは前述の通りです。ココでのポイントは、FXにはレバレッジに加え、ロスカットといって、証拠金から評価損益を引いた残額が証拠金の3割をきったら、強制的に取引が終了となり、決済が行われるシステムがあるということです。自分が預けた金額以上に損をする可能性は低いですが、他の取引とは違って、下がったらおしまいの取引であることがわかります。

        一見、レバレッジが存在するFXは大きい額で取引が行え、大金の利益を得られると思うかもしれません。もちろん、レバレッジで掛けた分、利益は増えます。しかし、利益同様、損もレバレッジの分だけ増えます。
        また、ロスカットにより、証拠金の30%をきったら、強制的に損が決定してしまうこともあります。 ここで思い出してください、FXとは9割の人が損をする世界です。どれだけ大きなレバレッジを掛けることができたとしても、損をする確率のほうが高い世界では、損する金額を増やしているだけだと考えられます。ますます、儲けにくいということがわかりますね。


    3. レートのリスク ★★★★☆

      • レートは操作されている?!
        FX証券会社には、DD方式とNDD方式の2種類が存在します。日本の証券会社の多くがインターバンク市場と繋がっていないDD方式で行っています。
        ユーザー(トレーダー)が損した分の金額だけ証券会社の利益になるということです。 証券会社にとっては、トレーダーに勝ち続けられることは困ります。

        実際に勝ちすぎると注文が入らなくなる、ずらされるということが起きます。また、証券会社側からすれば、ユーザーであるトレーダーのストップ(逆指値注文)がどこか分かります。そのストップを狩る仕事があり、ストップを狩れば、ユーザーが損をし、会社としては利益を得られるということです。

        では、NDD方式ならいいのかということですが、NDD方式では勝ったとしても半分は税金として引かれてしまいます。 もちろん、為替自体が五分五分の勝負です。国の財政など、動く要因が多くあります。一見、簡単そうに見えるFXは、予想が最も難しい取引かもしれません。



DD(OTC)方式とNDD方式の違いは?
  • DD(OTC)方式

    • DD方式は、ディーリングディスクで人手を介する方式です。
      DDでは投資家のオーダーを注文先に通す前に、FX業者がいったん決済します。これがFX業者の「呑み」といいます。
      顧客の注文を呑んでいるので顧客が利益を出すと、FX業者側は損をします。反対に顧客が損をするとFX業者は利益を得ることになります。 つまり、DD方式は『顧客とFX業者の利益関係は相反している』ということです。
      勝ち続けると、DD方式を採用しているFX業者は倒産してしまいます。
      そこで各業者では、ディーリングディスクにプロの凄腕ディーラーを配置してしています。この凄腕ディーラーは利益を出すことが目的です。
      ですのでディーラーの裁量で、提示する価格を決定したり、投資家同士の注文をぶつけあって相殺したり、カバー先の銀行や他のFX業者に注文を流したりして利益を出そうとします。
      DD方式を取り入れている業者は「いかに顧客に負けてもらうか」を考えるので、ストップ狩りや約定拒否などが起こりうるのです。

      • DD方式を採用しているFX業者

        • 日本国内のほぼ全てのFX業者
          固定スプレッド制の海外FX業者
          日本国内のFX業者はほとんど全てディーリングディスクにディーラーを介するDD方式です。

  • NDD方式

    • NDD方式は、ディーリングディスクで人手を挟まない方式です。
      投資家のオーダーは全てインターバンク直結でカバー先に流され決済されます。
      NDDはOTCのように人手を介さないので、恣意性がなくフェアな注文方法であるとして、海外FX業者ではスタンダードです。NDD方式を採用しているFX業者は、顧客から徴収する手数料(スプレッド)のみで利益を出しています。投資家が取引すればするほど、手数料(スプレッド)が入ってくるのでFX業者も儲かります。
      投資家は負けてしまうと取引してくれなくなり、勝てば勝つほど取引してくれます。そのためFX業者とトレーダーの間に利益相反は起こりません。

      • NDD方式を採用しているFX業者

        • 残念ながら、日本国内のFX業者のほとんど全てはDD方式です。
          そのため、LAND-FX、Traders Trustなどの海外の業者のみとなります。



FXの始め方

まずFX取引を扱っている会社でFX専用の口座を開設します。
そして開設した口座に入金し、入金した額での取引が可能になります。



まとめ

FXは少額から始められます、がレバレッジのかけ方を間違えると大きく損をする「ハイリスク・ハイリターン」な投資方法です。
また、儲かる確率も低いため、ギャンブルに近いということを心に留めておくべきです。
ある程度のリスクとることができ、リターンを求めている方は日経平均先物や日経225オプションがおすすめです。

日経平均先物ページ

PICK UP!投資商品を評価で比較!

             外貨預金
必要資金★☆︎☆☆☆:100円~
手軽さが◎。普通預金よりも金利が高い点も嬉しい。
        仮想通貨
必要資金★☆︎☆☆☆:1,500円~
よくも悪くも世間を賑わせている仮想通貨。手軽だがリスクは高い。
 年金(iDeCo)
必要資金★★☆☆☆:毎月5000円~
手軽に始められるかつ、節税対策にもなる個人型確定拠出年金。
毎月5000円から積み立てられるが、総合してみると必要資金は膨大。原則60歳まで引き出せない点に注意。
   保険
必要資金★★︎★☆☆:約100万円~
例えば、ソニー生命の総合医療保障型の医療保険だと1,683,000円必要。
          投信
必要資金★★★☆☆:1万円~
数多くの商品が用意されている投信。最近は少額から始められるものも多く、運用は専門家に任せます。
    債券
必要資金 ★★★★☆:1万円~
債券により異なるが、個人向け国債は1万円から、普通社債は10万円、50万円、100万円単位で買うことができる。
少しずつ確実に儲けたい人は、国債の安定感は○。
    
必要資金 ★★★★☆:平均26万円程度
自分で企業の情報を見極めながら銘柄を選ぶ。最低購入枚数は100株単位のものが多い。
銘柄により必要資金に大きな差がある。
  日経225OP
必要資金 ★★★★☆:70万円程度~
リスクヘッジには最適。FXや投信と比べると必要資金は多め。
         先物
必要資金★★★★☆:数千円~70万円ほど
FXで有名な先物取引。最近は日経平均先物も人気。レバレッジがかけられる。
  不動産
必要資金 ★★★★★:約50万円~
マンションの一室から始めるならば少額からも可。しかし、利益率を考えると一棟丸ごと購入できるくらいの準備資金を用意する方が吉◎。
         

※データは弊社実施アンケートによるもの

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